これ「確認」してる?(2024/12/20)

日足も下だし、なんだかいかにも下に行きそうには見えるけど、この高値は、何か「確認」してる?
何も節目がないところで下げてきてるが、いったいどこで、何を確認してるの?
これは、「戻り売り勢力がいることの確認」ではない(ただ買いが続かなくて下げているだけかもしれない)。
確認していないところで、注文の集中からエントリする・・それ自体がセオリーにないことに気づきたい。
どこに背中を預けるか・・・戻り売り勢力がいることを確認する(2024/12/04)

4H戻り売りの場面(左)で、1Hのネックライン割れでエントリポイントが来た後、「この上昇どこで終わる?」でエントリを狙う局面。
1時間足・15分足
左の図では、15Mの安値(白点線)を割ったらエントリしたいところだが・・。
・1Hの高値を作った後に、それを越えてきており、黄色線では押し目買い勢力がいると思われる。慎重に判断したい。
・単に白点線割れで入っても、15MMAが上向きなので、すぐに戻される可能性がある。
・白点線割れで入った場合、SLは直近の15M高値。広すぎる。
なので、本当は、MAでいったん上に戻された後、3~5本くらい確認してから安値割れしてほしい(売り勢力がいることを確認し、SLを下げることができる)が、今回の場合、十分な確認がなく、白点線、MAとも割ってしまった。
その場合の確認をどのようにしたのか。

5分足・1分足
もともと、大事なテーマとしては、1Hの押し目買い勢力がいる可能性が高いので、単に15Mの安値割れではなく、慎重にエントリすることと併せて、SLを小さくするため、「どこに背中を預けるか(SL設定するか)」ということだった。
エントリポイントが来た後、15Mでも見える(3~5本くらい、グランビルする程度の)戻りがあれば、その高値にSLを移動できればよかったが、今回はそれがなかった。
すでに15M安値割れし、エントリできる状況で、どこに背中を預けるか?根拠性があるのは、白点線(この上昇どこで?の15M安値ライン)での確認のみ。
塾長はここで、1Mを見て、白点線のレジサポを確認している。おそらく、5Mのチャートでは明確に判別できないので、1Mで確認したということだろう。17:17以降の1Mで白点線で止まることを確認し、そこから1Mの安値割れで入ったということだと思う。当然、SL設定は白点線で止まった時の高値になる。
超重要!!【後で気づいたこと】(2025.2.2)
事前確認と事後確認は、確認の考え方が違う。
事前確認(小さな確認)は、ネックラインの抜け前に売買の攻防(この場合、抜かせたくない1H vs 抜かせたい15M以下)が起こり、そこに注文の集中が「見える」ことで、ここを割ったら下に行くというラインが判断できるものだが、この場合、レジサポを確認するものではなく、その攻防の上に、1Hの買い勢力を凌ぐ売勢力がいることを確認している。つまり、その攻防を売(15M以下)が制した場合、その高値の上に、後から新たなラインが作られるのであり、そのラインを背に、15Mでトレードすることが可能となる。
事後確認(抜け後の確認)は、ネックライン割れ後に、ネックラインでレジサポすること(間違いなく抜けて、そのラインに戻り売り勢力がいること)を確認している。つまり、よく根拠がわからないところで反転して下げたとしても、確認したことにはならない。
なお、この場合の確認は、どの時間足でなければいけないということはない。そもそも、その確認や注文の集中が、時間足ごとに「見える」かどうかは、その攻防の「規模(時間の長さ、値動きの大きさ)」の違いでしかない★。はじめは、1Hと15M以下の攻防をどうして1Mで確認するの?と疑問に思ったが、そうではなく、この例の場合は、1Mでしか見えない程度の規模の確認が行われたのであり、それが15Mや5Mでは見つけられず、1Mで見つけられたということになる。
★ つまり、「A時間足の確認は、B時間足で行う」という考え方自体がナンセンスなんだ。
例えば4Hと1Hがぶつかるところでも、5Mレベルでしか見えない短い時間しか攻防が行われないことだってある。
でもそこにはおそらく、ちゃんと攻防が起こっていて、それが15Mや1Hでは見えないだけなのだ。
その規模での確認や注文の集中を見ようと思ったら、5Mだろうと1Mだろうと、それを見るしかないんだ。
この考え方は、たぶんこのケースのみでなく、すべてにつながることだと思う。今日の今日まで気づかなかった!
小さな確認・・・エントリポイントを示す小確認を見極める(2024/11/04)

4H戻り売りの場面だが、1Hのネックライン割れでは入りたくないと思える形になっている(1Hの高値まで何pipsあるの?)。
こうした場合に、1Hで小さな山くらいのレベルで、抜ける前の確認がなされる場合がある。1H足数本レベルの小さな滞留。
ダウンカウントとしては、それまでの波と比べ相当小さくなるが、これが出来た場合は、SLを小さい山の上に設定して、エントリしていい。
この時の小さな山(滞留)は、注文の集中を抜け前に示している(「ここですよ」と言っている)と考えられる。多くの場合は、あらかじめ「ここだよね」というラインがあり、そこで滞留が発生することで、「やっぱりここだよね」と確認でき、市場参加者が皆そう思い、意思が固まってくると、資金が入って来やすくなる。
ネックライン割れで入りたくない場合でも、この小さな確認が発生した場合は、SLを小さく設定して入っていくことが可能になる。

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